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静寂の中に
生命のぬくもり
山々に囲まれた伝説の湯

HIDABITO 002
平湯民俗館
若月 加代子さん

取材
社名:
平湯民俗館 平湯の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉
電話:
0578-89-3338 (ひらゆの森)
その他の施設 店舗
社名:
荒神の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾
電話:
0578-89-2614 (奥飛騨温泉郷観光協会)
その他の施設 店舗
社名:
新穂高の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
電話:
0578-89-2614 (奥飛騨温泉郷観光協会)
その他の施設 店舗
社名:
ひがくの湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾442-7
電話:
0578-89-2855

食事処のメニューは、ラーメンやおでんなど意外に豊富。人気の一品を訪ねると、「寒干大根カレーが一番人気」との答えが返ってきた。若月さんが自ら干した大根で作る特製カレーで、レシピを考案したのも若月さん自身だという。「寒干大根は、資料館の脇に吊るして作ります。去年は120本作ったかな。結構大変なんです、作るの。ふと思いついて作ってみた料理だったんだけど、お客さんには大好評で。近所の草刈りのおばあちゃんなんかが食べにきたりもしてね。温泉だけでなくこっちにもリピーターがついたってわけ。これだけは、私がここに来た甲斐があったんじゃないかって思うところ(笑)」

ユーモアを交えながら明るく解説してくれる若月さんは、もともとこの奥飛騨出身。愛知県の豊田市で会社勤めをしていたこともあったが、地元が好きで帰ってきたという。

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「やっぱり都会じゃ暮らせないなってわかりましてね。田舎がいい、地元が一番好きだと思って戻ったんです」

若月さんにそこまで思わせた、飛騨の魅力とはいったい何なのだろうか。

「うーん、特別に『これがすごいから飛騨がいい』ということもないんですけどね。実際に住んでいると、そういうことはいちいち考えないし。でも、こういう自然とか温泉とか、私たちは当たり前だと思っているものに、外から来た人たちはいちいち感動してくれるでしょう。そういう土地に住めていること自体が幸せなんだなって思います」インタビューの間、来訪客の姿はまばらで、若月さんが中座するようなこともほとんどなかった。入浴客は一日に2〜30人ほど。シーズンを通しても、ここが混雑することはめったにないという。

「お客さんから『こんなに良い場所なんだからもっと宣伝すればいいのに、もったいない』と言われることもありますよ。でも多分、何もないからいいんですよね、こういうところは。だからこそいいんです。ここがごちゃごちゃ人だらけになったら、今ある良さがなくなっちゃうんじゃないかな」

食事処に何冊か置かれた来館帳をめくると、老若男女による素朴な、しかし気持ちのこもったメッセージを読むことができる。

「また来ますね」「もう三回目です」「あったまりました」――。

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ノートが買い足されるスピードは、他よりも遅いかもしれない。でもそのペースが、ここ平湯には合っている。

取材
社名:
平湯民俗館 平湯の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉
電話:
0578-89-3338 (ひらゆの森)
その他の施設 店舗
社名:
荒神の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾
電話:
0578-89-2614 (奥飛騨温泉郷観光協会)
その他の施設 店舗
社名:
新穂高の湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
電話:
0578-89-2614 (奥飛騨温泉郷観光協会)
その他の施設 店舗
社名:
ひがくの湯
住所:
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾442-7
電話:
0578-89-2855